第一保育部でセミナーを行いました。
ワーキングメモリは、作業などに必要な情報を一時的に記憶・処理する、「脳のメモ帳」としての力です。この力は運動、読み書き、計算など様々な判断や行動に必要です。ADHD、発達障害の方はこのワーキングメモリの容量が少ないと言われています。このセミナーでは、まだ読み書きのできない幼児に、ワーキングメモリを鍛えるトレーニングを、頭と体の両面から楽しく行っていくことを目的にされています。
ぺープサイトでは大人も子どもも真剣に先生の話を聞いていました。子どもたちはどんどん話に引き込まれて、夢中になって先生の質問に答えていました。
メモリーゲームでは、8種類のカードを大人の指示に従い、取ってきたり、元に戻したりしました。一度に複数枚取ってくると元通りに戻すのはむずかしいと思うのですが、子どもの方がしっかり覚えていて、 大人の方が「これ合ってる?」なんてことも。バラバラに貼られた数字が気になり、1から8まで順番に並べ替えてしまう子もいました。初めはよくわからなかった子も徐々にやることがわかってきて、「できたね~」とほめられて恥ずかしながらもニコニコする姿も。
「じっと話を聞く活動」と「体を動かす活動」が交互に行われ、子どもたちは1時間以上の活動を最後まで、楽しく参加していました。
最後の親への講義中、子どもたちはお絵描きをしていたのですが、お絵描きをしながら「次は何かな~」と次の活動を心待ちにしている言葉が子どもから飛び出しました。
子どもの発達段階は様々・・・子どもに合わせた目標段階が設定されていたので、みんな自分のできることを一生懸命がんばりました♪